現在のメキシコ南部、グアテマラ、ベリーズ北部などで栄えたマヤ文明は、高度な美術様式や建築技術のほか、メソアメリカ唯一の文字体系を有していたことでも知られる。チチェン・イッツァはユカタン半島における最大級の古代マヤ都市だった。
「チチェン・イッツァのセノーテは聖なる泉と呼ばれており、財宝や生贄の人間が投げ込まれた伝説で知られている。今回新たに生贄の痕跡が発見され、古代マヤではセノーテが地下の神聖な霊的世界に続く入口だった証拠になる」とアンダ氏は話している。
Photograph courtesy Guillermo Anda