視覚情報に反応、イカの擬態能力

2011.05.31
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海藻の模型そっくりに、2本の触腕をかざしてカモフラージュするヨーロッパコウイカ(左)。コウイカの擬態能力を調べているアメリカ、マサチューセッツ州にあるウッズホール海洋生物学研究所の生物学者ロジャー・ハンロン氏によると、緑色の海藻の写真を見せても同じ反応を示したという。

Photograph courtesy Justine Allen, Marine Biological Laboratory
 海藻の模型そっくりに、2本の触腕をかざしてカモフラージュするヨーロッパコウイカ(左)。コウイカの擬態能力を調べているアメリカ、マサチューセッツ州にあるウッズホール海洋生物学研究所の生物学者ロジャー・ハンロン氏によると、緑色の海藻の写真を見せても同じ反応を示したという。 多くのコウイカをはじめ他のイカやタコでも、そばにある物体に合わせてポーズを取り、体色を素早く変化させて、捕食動物の襲撃を避ける習性が知られている。

 しかしハンロン氏によると、コウイカの擬態が視覚情報を基にしていると確認できたのは、今回の実験が初めてだという。「擬態能力は、生物学的な研究があまり進んでいない。われわれの研究がきっかけになって、他の動物の擬態にも注目が集まるようになればうれしい」。

 今回の研究は、「Proceedings of the Royal Society B」誌オンライン版で5月11日に公開された。

Photograph courtesy Justine Allen, Marine Biological Laboratory
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