悲哀の感情、“死を悼む”ゴリラ

2011.05.25
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自然界の驚くべきシーンをご覧いただきたい。マウンテンゴリラの母親が死んでしまった子どもの傍を離れることができずにいるのだ。

 去る4月、コンゴ民主共和国のヴィルンガ国立公園の監視員イノセント・ムブラヌムウェ(Innocent Mburanumwe)氏は、ルズジ(Ruzuzi)というメスのゴリラに注目し記録を始めた。同氏によると、彼女は初産の我が子を生後2週間も経たずに亡くし、深く悲しむかのように遺骸の傍で1週間以上も過ごしていたという。

Photograph courtesy Virunga National Park
 自然界の驚くべきシーンをご覧いただきたい。マウンテンゴリラの母親が死んでしまった子どもの傍を離れることができずにいるのだ。 去る4月、コンゴ民主共和国のヴィルンガ国立公園の監視員イノセント・ムブラヌムウェ(Innocent Mburanumwe)氏は、ルズジ(Ruzuzi)というメスのゴリラに注目し記録を始めた。同氏によると、彼女は初産の我が子を生後2週間も経たずに亡くし、深く悲しむかのように遺骸の傍で1週間以上も過ごしていたという。

 ヴィルンガ国立公園地域担当の獣医責任者で、1980年代半ばからマウンテンゴリラの研究を続けているジャン・レイマー氏も、「彼らの心中はわからないが、確かに“喪に服す”ゴリラもいるようだ。あるいは死を受け入れることができないのかもしれない」と語る。

「去年、ある母親ゴリラが死んだときも、3頭の子どもたちは遺骸の傍を丸一日離れなかった。われわれ人間が死を悼むのと同じ感覚で、悲しみと混乱の淵にあったのだと思う」。

Photograph courtesy Virunga National Park
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