えこひいきなパンダ、動物界の“悪母”

2011.05.09
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ジャイアントパンダの母親は、双子を出産しても面倒を見るのは片方だけの場合が多い。

「手のひらに載るほど、パンダの赤ちゃんは弱々しい存在だ。しかし双子の1頭は何も世話してもらえない。世間では人気者のパンダだが、“良き母”とはいかないようだ」と『A Natural History of Families(家族の自然史)』の著書があるカナダ、ウィニペグ大学のスコット・フォーブス氏は話す。

“えこひいき”された方の赤ちゃんは、母親の愛情を一身に受けながら、たくさんの笹を食べて成長する。同氏は、「子どもが完全に乳離れするまでの8~9カ月間、両方とも養うのは難しい。どちらか片方を選ばざるを得ないのではないか」と分析している。

Photograph by Michael Nichols, National Geographic
 「母の日」は母と子の“きずな”を称える日だが、動物の中には一見したところ“悪い母親”も多いようだ。たとえば、ジャイアントパンダの母親は、双子を出産しても面倒を見るのは片方だけの場合が多い。「手のひらに載るほど、パンダの赤ちゃんは弱々しい存在だ。しかし双子の1頭は何も世話してもらえない。世間では人気者のパンダだが、“良き母”とはいかないようだ」と『A Natural History of Families(家族の自然史)』の著書があるカナダ、ウィニペグ大学のスコット・フォーブス氏は話す。

“えこひいき”された方の赤ちゃんは、母親の愛情を一身に受けながら、たくさんの笹を食べて成長する。同氏は、「子どもが完全に乳離れするまでの8~9カ月間、両方とも養うのは難しい。どちらか片方を選ばざるを得ないのではないか」と分析している。

「2頭の弱い子どもより、1頭でも丈夫な子どもを育てる方が得策だ。犠牲の少ないうちに、つまり、多くの資源を投資する前に、早い段階で“品質管理”が行われている」。

Photograph by Michael Nichols, National Geographic
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