白いドレスの起源、英王室ウェディング

2011.04.29
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1893年に後のイギリス国王ジョージ5世との結婚式でメアリー・オブ・テック王妃が着用したロイヤルウェディングドレス。歴代王妃のウェディングドレスを所蔵するロンドンのケンジントン宮殿で展示されている。

Photograph courtesy Royal Collection/Historic Royal Palaces
 1893年に後のイギリス国王ジョージ5世との結婚式でメアリー・オブ・テック王妃が着用したロイヤルウェディングドレス。歴代王妃のウェディングドレスを所蔵するロンドンのケンジントン宮殿で展示されている。 イギリス王室の花嫁は19世紀を境に、国家の富と権力を象徴するような金糸や銀糸で装飾された豪華なウェディングドレスではなく、よりシンプルで一般的な白のドレスを着用するようになった。

 白のウェディングスタイルの起源は、ジョージ5世の祖母であるビクトリア女王とされている。大衆の流行を取り入れたビクトリア女王の決断は、王室婚礼の転機となった。  

「淡色や白地のウェディングドレスは、それ以前から裕福な庶民の間で使用されていた」と、王室の文化遺産を管理する慈善団体ヒストリック・ロイヤル・パレスでウェディングドレスを担当しているジョアンナ・マルシュナー氏は説明する。

「また、ドレスを汚さず白く保つには人を雇うなどの必要があったため、社会的な階級が下がるほど色は濃くなっていった」。

 4月29日にはいよいよ、ウィリアム王子とケイト・ミドルトンさんの結婚式が執り行われる。今回はどのようなウェディングドレスが用意されるのか、注目が集まっている。

Photograph courtesy Royal Collection/Historic Royal Palaces
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