時代を表すドレス、英王室ウェディング

2011.04.29
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1947年、ロンドンのウェストミンスター寺院で挙式した若き日の現イギリス女王エリザベス2世。身にまとっているウェディングドレスは、イギリス王室御用達のデザイナー、ノーマン・ハートネル氏が手掛けた。王室の文化遺産を管理している慈善団体ヒストリック・ロイヤル・パレスのジョアンナ・マルシュナー氏によると、このドレスのデザインで重視されたのはファッション性だけではないという。

Photograph from Popperfoto/Getty Images
 1947年、ロンドンのウェストミンスター寺院で挙式した若き日の現イギリス女王エリザベス2世。身にまとっているウェディングドレスは、イギリス王室御用達のデザイナー、ノーマン・ハートネル氏が手掛けた。王室の文化遺産を管理している慈善団体ヒストリック・ロイヤル・パレスのジョアンナ・マルシュナー氏によると、このドレスのデザインで重視されたのはファッション性だけではないという。 第二次世界大戦が終結して間もなかったこの時期、戦勝国のイギリスでも食料や衣服は依然として配給制だった。そこでハートネル氏は、ウェディングドレスに豪華な装飾を施さず、代わりに春の草花をイメージした刺繍をあしらうことで、国家再生のメッセージを託そうと考えた。

 マルシュナー氏は次のように説明する。「このウェディングドレスには、戦後という困難な時代に直面していた国民へのメッセージが織り込まれた。イギリス王室の婚礼で使用されたドレスにはそれぞれ、当時の世相が色濃く反映されている」。

 4月29日にはいよいよ、ウィリアム王子とケイト・ミドルトンさんの結婚式が執り行われる。今回はどのようなウェディングドレスが用意されるのか、注目が集まっている。

Photograph from Popperfoto/Getty Images
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