大繁殖のミノカサゴ、サメで外来魚駆除

2011.04.05
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中米ホンジュラスの沖合では、調教したサメを使って外来種ミノカサゴを駆除する計画が進む(2010年撮影)。現在、ミノカサゴは世界各地の海で大量繁殖しているという。その数たるや、1平方キロあたりおよそ5万匹とも言われている。ミノカサゴのメスは毎年、1匹あたり約200万個の卵を産む。卵や幼魚は海流に乗って広範囲に拡散するため、ミノカサゴはさまざまな生態系に侵入している。

Photograph courtesy Antonio Busiello
 中米ホンジュラスの沖合では、調教したサメを使って外来種ミノカサゴを駆除する計画が進む(2010年撮影)。現在、ミノカサゴは世界各地の海で大量繁殖しているという。その数たるや、1平方キロあたりおよそ5万匹とも言われている。 ミノカサゴのメスは毎年、1匹あたり約200万個の卵を産む。卵や幼魚は海流に乗って広範囲に拡散するため、ミノカサゴはさまざまな生態系に侵入している。

 アメリカ、フロリダ自然史博物館でサメを研究するジョージ・バージス氏はミノカサゴの繁殖力について、「ネズミに匹敵する。世界中の海に生息範囲を広げ、いったん住みついたら最後、どのような手段でも撃退できない」と話す。

 カリブ海に広がるサンゴ礁では現在、乱獲によって在来魚種の個体数が減少している。そこに貪欲なミノカサゴが加われば、絶滅してしまうおそれがあるという。食物連鎖下位のブダイなどの草食魚類は微細藻類や海藻類がサンゴ礁で過剰繁殖するのを防ぐ大切や役割を担っているが、同じくミノカサゴの増加によって姿を消すのではないかと危惧されている。

Photograph courtesy Antonio Busiello
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