ホンジュラスのロアタン海洋公園(Roatan Marine Park)で、桟橋に並んだミノカサゴ(2010年撮影)。同公園ではサメを調教してミノカサゴを駆除する取り組みが進められている。さらに、食用に転じる計画も始まった。同様の例では、米国海洋大気庁(NOAA)が「やっつけられないなら、食べてしまおう!」というキャッチフレーズで立ち上げた、「ミノカサゴを食卓にキャンペーン」がある。

Photograph courtesy Antonio Busiello
 ホンジュラスのロアタン海洋公園(Roatan Marine Park)で、桟橋に並んだミノカサゴ(2010年撮影)。同公園ではサメを調教してミノカサゴを駆除する取り組みが進められている。さらに、食用に転じる計画も始まった。同様の例では、米国海洋大気庁(NOAA)が「やっつけられないなら、食べてしまおう!」というキャッチフレーズで立ち上げた、「ミノカサゴを食卓にキャンペーン」がある。 だが、NOAAの生態学者でミノカサゴ専門家のジェームズ・モリス氏は、この魚の味を広めたいと考えているが、現在の取り組みには限界があると嘆く。「ミノカサゴを食用にするアイデアは、フロリダキーズ連邦海洋保護区やロアタン海洋公園など一部の場所では有効な戦略だ。目標を絞って人手を集め、“やす”を使った漁が行える」。

「だが、個体数を本当に抑制できるかどうかは疑問だ。ミノカサゴは底引き網などの大規模な商業的漁法が通用しない。海底地形のすき間に留まる習性があるため、サンゴ礁や岩を破壊せずに獲るのが難しいからだ。一網打尽にしたいんだが採算が合う方法が思いつかない」とモリス氏は話している。

Photograph courtesy Antonio Busiello