2月末の一部公開に続き、約5000年前の男性ミイラ「アイスマン(エッツィ)」の全身模型が3月1日に公開された。半裸姿で復元されたが、実際のアイスマンは極寒のアルプス用の身なりだった。イタリア・オーストリア国境、エッツタール・アルプスで遺骸と共に発見された遺留品から、クッション用に草を詰めた革の履き物、毛皮の上下や被り物、草で編んだケープなどを身に着けていたと考えられている。

Image courtesy Kennis, Ochsenreiter, and South Tyrol Museum of Archaeology
 2月末の一部公開に続き、約5000年前の男性ミイラ「アイスマン(エッツィ)」の全身模型が3月1日に公開された。半裸姿で復元されたが、実際のアイスマンは極寒のアルプス用の身なりだった。 イタリア・オーストリア国境、エッツタール・アルプスで遺骸と共に発見された遺留品から、クッション用に草を詰めた革の履き物、毛皮の上下や被り物、草で編んだケープなどを身に着けていたと考えられている。

 イタリア北部ボルツァーノのミイラ・アイスマン研究所所長で復元作業に参加した人類学者アルベルト・ジンク(Albert Zink)氏によると、半裸の理由は、鍛えられた筋肉質の体を見せるためであるという。「この格好では、いくら何でも寒すぎて山中を歩くのは無理だ」。

 矢傷で死んだアイスマンは数千年間、氷の中で冷凍保存され、1991年、溶けかかった氷河からようやく蘇った。その勇姿は、20周年記念の展示の目玉としてボルツァーノの南チロル考古学博物館で公開されている。

Image courtesy Kennis, Ochsenreiter, and South Tyrol Museum of Archaeology