1937年の目撃例を最後に姿を消していたアカガエルの仲間、エレガントトロピカルフロッグ(Elegant tropical frog、学名:Micrixalus elegans)。写真は森林河川付近で最近撮影された。絶滅したと考えられていたが、インド西岸地域での再発見が2月17日に発表された。しかし手放しでは喜べる状況ではない。2010年8月から12月にかけ、コンサベーション・インターナショナル(CI)と国際自然保護連合(IUCN)の両生類専門家グループが絶滅両生類100種の再調査プロジェクトを進めたが、再発見に至ったのは4種だけだった。

Photograph courtesy S.D. Biju, Lost Frogs/Conservation International
 1937年の目撃例を最後に姿を消していたアカガエルの仲間、エレガントトロピカルフロッグ(Elegant tropical frog、学名:Micrixalus elegans)。写真は森林河川付近で最近撮影された。絶滅したと考えられていたが、インド西岸地域での再発見が2月17日に発表された。 しかし手放しでは喜べる状況ではない。2010年8月から12月にかけ、コンサベーション・インターナショナル(CI)と国際自然保護連合(IUCN)の両生類専門家グループが絶滅両生類100種の再調査プロジェクトを進めたが、再発見に至ったのは4種だけだった。とはいえ、写真のカエルを含めて11種が新たに再発見されたことはうれしい誤算だった。

 前例のない試みとなったCIとIUCNのプロジェクトでは、100種の中でも特に科学的価値と美的価値が高い10種の調査に力を入れていた。だが、この10種のうち、発見できたのはわずか1種。エクアドルに生息するヒキガエルの仲間(学名:Atelopus balios)だけだった。

「わずかでも再発見できたことは明るいニュースだが、裏を返せば当初探していた種の大部分は見つからなかったということだ」とCIの両生類保護専門家ロビン・ムーア氏は語る。

 写真のアカガエルの仲間は、CIとIUCNの共同プロジェクトに触発されたインドの小規模な両生類調査チームが2010年に発見した。チームは5つの絶滅種を再発見している。ただしこのカエルも、生物多様性に富むインドの西ガーツ山脈で水力発電計画が持ち上がっていることから、危機的な状況にあるという。

Photograph courtesy S.D. Biju, Lost Frogs/Conservation International