海底の群像、メキシコの水中アート

2011.01.06
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メキシコ南東部のリゾート地カンクン近くの海底に等身大の像が並ぶ(2010年後半に撮影)。数カ月前からカンクンと沖合いの2つの島、イスラ・ムヘーレス(Isla Mujeres)とプンタ・ニスク(Punta Nizuc)にまたがる国立海洋公園で、400を超える立像が常設されている。「The Silent Evolution(無言の進化)」と題した壮大な芸術作品の一部で、海底美術館MUSA(Museo Subacuatico de Arte)の初企画だ。

Photograph courtesy Jason deCaires Taylor
 メキシコ南東部のリゾート地カンクン近くの海底に等身大の像が並ぶ(2010年後半に撮影)。 数カ月前からカンクンと沖合いの2つの島、イスラ・ムヘーレス(Isla Mujeres)とプンタ・ニスク(Punta Nizuc)にまたがる国立海洋公園で、400を超える立像が常設されている。「The Silent Evolution(無言の進化)」と題した壮大な芸術作品の一部で、海底美術館MUSA(Museo Subacuatico de Arte)の初企画だ。

 カリブ海に出現した立像群の作者は、メキシコを拠点に活動するイギリスの彫刻家ジェイソン・デケアレス・テイラー(Jason deCaires Taylor)氏。MUSAの声明によると、展示面積は420平方メートル以上の規模になる予定で、「世界屈指の大きさの、極めて野心的な水中アトラクション」を目指しているという。

 海洋汚染や海水温の上昇、魚の乱獲が原因で、海底のサンゴ礁はストレスにさらされている。テイラー氏の狙いは、一帯のサンゴ礁を訪れる年間約75万人の観光客を海底美術館に呼び込むことだ。

「サンゴ礁目当ての大勢のダイバーは自然環境にとって大きなストレス源になる。このプロジェクトには、天然のサンゴ礁の代わりに水中アートを楽しんでもらう狙いもある」とナショナルジオグラフィック ニュースに語った。

Photograph courtesy Jason deCaires Taylor

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