謎の穴、古代メキシコのゲーム盤?

2010.12.14
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メキシコ南東部チアパス州のトラクアチェロ(Tlacuachero)遺跡で、4300年前の粘土床を発掘する作業員たち(2009年2月撮影)。床の中央と右下にある半円形に並んだ穴の集まりは、サイコロを使ったゲームの“スコアボード”ではないかと、考古学者でカリフォルニア大学サンタバーバラ校(UCSB)の名誉教授バーバラ・ボーヒーズ(Barbara Voorhies)氏は話す。

Photograph courtesy Barbara Voorhies
 メキシコ南東部チアパス州のトラクアチェロ(Tlacuachero)遺跡で、4300年前の粘土床を発掘する作業員たち(2009年2月撮影)。床の中央と右下にある半円形に並んだ穴の集まりは、サイコロを使ったゲームの“スコアボード”ではないかと、考古学者でカリフォルニア大学サンタバーバラ校(UCSB)の名誉教授バーバラ・ボーヒーズ(Barbara Voorhies)氏は話す。 もし事実であれば、メソアメリカでゲームが行われていた最古の証拠となる。メソアメリカは、中米のメキシコからコスタリカまで広がる地域を指す。およそ3500~7500年前、現在のメキシコ南部沿岸にはチャントゥト(Chantuto)と呼ばれる人々が狩猟採集生活を営んでいた。

 ボーヒーズ氏は1988年、土塁の下から彼らが作った粘土床(写真)を発見した。2009年には、その下層にも別の床を発見。穴の集まりも新たに9個見つかった。ボーヒーズ氏は同年、「半円形の並びは、その他のアメリカ先住民が楽しんでいたゲーム盤と極めてよく似ている」と説明している。「まだ証拠はないが、考古学的に見ても重要な類似性だ」。

 今回の調査は、ナショナル ジオグラフィック協会研究・探検委員会(CRE)の資金援助を受けて実施された。

Photograph courtesy Barbara Voorhies
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