中世の地下牢、ノッティンガム城の地下

2010.12.01
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イングランド中央部にあるノッティンガム城。地上部分の写真に、砂岩層を掘って造られた地下牢と通路の3Dレーザースキャンによる復元画像(手前)を合成している。

 露出した砂岩の上に建つ現在のノッティンガム城は、1670年代にニューカッスル公ヘンリー・カベンディッシュが再建したもの。中世に建造された元の城はイングランド内戦(1642~1649年)で破壊されたが、地下の人工洞窟は戦火を免れた。この地下牢には、1346年にスコットランド王デイビッド2世が囚われていたと伝えられる。

Picture courtesy Nottingham Caves Survey
 イングランド中央部にあるノッティンガム城。地上部分の写真に、砂岩層を掘って造られた地下牢と通路の3Dレーザースキャンによる復元画像(手前)を合成している。 今年3月に始まった“ノッティンガム地下調査(Nottingham Caves Survey)”の一環として作成されたもので、調査を率いるデイビッド・ウォーカー氏によれば、「開発、侵食、そして人々の無関心」からこの人工洞窟を保護するために活用されるという。「将来再び地下の様子をスキャンし、今回の画像と比較することで、変化があったかどうか確かめることができる」。

 ノッティンガムでは古くから、強度が高く掘削しやすい地下の砂岩層を活用してきた。留置所や第2次大戦中の防空壕、ビールの貯蔵庫など用途は様々で、現役の貯蔵庫も残る。

 露出した砂岩の上に建つ現在のノッティンガム城は、1670年代にニューカッスル公ヘンリー・カベンディッシュが再建したもの。中世に建造された元の城はイングランド内戦(1642~1649年)で破壊されたが、地下の人工洞窟は戦火を免れた。この地下牢には、1346年にスコットランド王デイビッド2世が囚われていたと伝えられる。

Picture courtesy Nottingham Caves Survey
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