ハートレー第2彗星:今夜最接近

2010.10.20
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ハートレー第2彗星(103P/Hartley 2)の緑色のハローを斜めに横切るような星の光跡。10月16日(米国時間)にアメリカのアマチュア天文家が天体望遠鏡を使用して5分間の露光で撮影した。彗星はこの数週間で地球に接近しつつあり、最接近する20日深夜から翌未明にかけて双眼鏡や天体望遠鏡を通して素晴らしい眺めを楽しむことができる。

 ハートレー第2彗星は1986年にオーストラリアの天文学者マルコム・ハートレー氏によって発見された。氷とちりでできた小山1個分ほどの大きさの球体で、約6年半の周期で太陽を周回しているが、依然として謎に包まれた部分が多い。その原因の一つは、木星の重力の影響で軌道が地球から遠ざかっていたため、一般の天体望遠鏡では光が弱すぎて観測が難しかったことにある。

Photograph courtesy Gregg L. Ruppel
 ハートレー第2彗星(103P/Hartley 2)の緑色のハローを斜めに横切るような星の光跡。10月16日(米国時間)にアメリカのアマチュア天文家が天体望遠鏡を使用して5分間の露光で撮影した。彗星はこの数週間で地球に接近しつつあり、最接近する20日深夜から翌未明にかけて双眼鏡や天体望遠鏡を通して素晴らしい眺めを楽しむことができる。 ハートレー第2彗星は1986年にオーストラリアの天文学者マルコム・ハートレー氏によって発見された。氷とちりでできた小山1個分ほどの大きさの球体で、約6年半の周期で太陽を周回しているが、依然として謎に包まれた部分が多い。その原因の一つは、木星の重力の影響で軌道が地球から遠ざかっていたため、一般の天体望遠鏡では光が弱すぎて観測が難しかったことにある。

 しかし今週は、深夜になると北東の空に不鮮明な弱い光の点として肉眼でも観測できているはずだ。ハートレー第2彗星は明るく光るぎょしゃ座の一等星カペラの近くを通過するため、追跡しやすくなるという。観測には市街地から離れた場所の暗い空が最も適しており、双眼鏡か小型の望遠鏡があれば細部まで見ることができる。

 カリフォルニア州にあるグリフィス天文台の天文学者アンソニー・クック氏は先ごろナショナルジオグラフィック ニュースの取材に対し、「初心者なら双眼鏡がお薦めだが、望遠鏡を使えば彗星は視野一杯に広がって、明るい中心部の構造や、ぼんやりとした尾の部分まで観測できるだろう」と語った。

Photograph courtesy Gregg L. Ruppel
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