新種の肉食哺乳類:特徴的な歯と爪

2010.10.13
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新種の肉食哺乳類ダレルズ・ボンツィラ(Durrell's vontsira)は、2004年以降4匹しか見つかっていない。4匹のうちの2匹は一時的に捕獲され、残りの2匹は写真でのみ確認された。

 ダレル野生生物保護基金の保存科学担当ディレクターであるジョン・ファ氏の調査チームはマダガスカルのアラオトラ湖周辺で何年間も活動しているが、「これまでこの動物のことは誰からも一切聞いたことがなかったので、湖で泳いでいるのを見つけたときは本当に驚いた」とファ氏は語る。

 ダレルズ・ボンツィラは、約50キロ離れたマダガスカル東部の熱帯雨林に生息するサラノマングースによく似ている。しかし、この新種のほうが頑丈な歯を持ち、前足にも違いがある。ファ氏によると、これらの特徴は水辺での生息に適応した結果である可能性があり、「その歯列の形態から、軟体動物や甲殻類を捕食していると考えられる」という。

Photograph courtesy Durrell Wildlife Conservation Trust
 新種の肉食哺乳類ダレルズ・ボンツィラ(Durrell's vontsira)は、2004年以降4匹しか見つかっていない。4匹のうちの2匹は一時的に捕獲され、残りの2匹は写真でのみ確認された。 ダレル野生生物保護基金の保存科学担当ディレクターであるジョン・ファ氏の調査チームはマダガスカルのアラオトラ湖周辺で何年間も活動しているが、「これまでこの動物のことは誰からも一切聞いたことがなかったので、湖で泳いでいるのを見つけたときは本当に驚いた」とファ氏は語る。

 ダレルズ・ボンツィラは、約50キロ離れたマダガスカル東部の熱帯雨林に生息するサラノマングースによく似ている。しかし、この新種のほうが頑丈な歯を持ち、前足にも違いがある。ファ氏によると、これらの特徴は水辺での生息に適応した結果である可能性があり、「その歯列の形態から、軟体動物や甲殻類を捕食していると考えられる」という。

 この新種は、ワキアカカイツブリが1989年に最後に目撃された場所の近くで発見された。この水鳥はマダガスカル以外の地域に生息せず、2010年4月に公式に絶滅が宣言された。

 ダレルズ・ボンツィラの研究の共著者でコンサベーション・インターナショナル(CI)のフランク・ホーキンズ氏は、「ワキアカカイツブリは、今のところ世界で最後に絶滅が宣言された種だ。その最後の目撃地から50メートルも離れていない場所で、これまで科学的に確認されていなかった生物を新たに発見したことになる」と話している。

Photograph courtesy Durrell Wildlife Conservation Trust
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