ブラジルの汚染河川:自然の下水道

2010.09.22
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ブラジルで最も汚染が進んでいるティエテ川。大サンパウロ都市圏ピラポラ・ド・ボン・ジェズース地区で2010年9月4日に撮影された。川面を埋め尽くす有毒の泡が深刻さを物語っている。

 地元の非営利環境団体SOSマタ・アトランチカで水質浄化プログラムを指揮するマル・リベイロ氏によると、ブラジル最大の都市サンパウロの各家庭が垂れ流す未処理の生活排水が主な原因だという。「キッチンシンクの排水管と河川が直結している状態だ」と同氏は実情を訴える。同団体は、発泡現象が初めて目撃されてから数年が経った1993年以降、ティエテ川の水質を継続調査している。泡は、生分解性洗剤などに含まれるリン酸塩やリンが水と混ざって発生するという。

Photograph by Alexandre Carvalho, FotoArena/Getty Images
 ブラジルで最も汚染が進んでいるティエテ川。大サンパウロ都市圏ピラポラ・ド・ボン・ジェズース地区で2010年9月4日に撮影された。川面を埋め尽くす有毒の泡が深刻さを物語っている。 地元の非営利環境団体SOSマタ・アトランチカで水質浄化プログラムを指揮するマル・リベイロ氏によると、ブラジル最大の都市サンパウロの各家庭が垂れ流す未処理の生活排水が主な原因だという。「キッチンシンクの排水管と河川が直結している状態だ」と同氏は実情を訴える。

 同団体は、発泡現象が初めて目撃されてから数年が経った1993年以降、ティエテ川の水質を継続調査している。泡は、生分解性洗剤などに含まれるリン酸塩やリンが水と混ざって発生するという。

 この現象は毎年6月から8月にかけて発生する。乾期で水量が減り、汚染物質の濃度が高まることが原因だ。特に今年の8月は日照り続きで泡が異常発生した。ブラジル気象庁によると、1943年以降では月間降水量が最も少なかったという。

 同国の干ばつ被害は深刻で、アマゾン川の水位も過去47年間で最低レベルになったとフランス通信社(AFP)は伝えている。

Photograph by Alexandre Carvalho, FotoArena/Getty Images
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