巨大な古代鳥類:ノコギリ状の“歯”

2010.09.16
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
翼幅5.2メートル、鋭いトゲのような“偽の歯”を持つ古代の海鳥の化石が発見された。2010年9月15日に発表された研究によれば、空を飛べる鳥としてはこれまでに確認されたなかでも最大のものの1つだという。

 この新種の鳥ペラゴルニス・チレンシス(Pelagornis chilensis)は先史時代の骨質歯鳥類で、500万~1000万年前に現在のチリの沿岸地帯に生息していた。中が空洞のとがった“歯”(骨質歯)がくちばしにノコギリ状に並び、これを使って滑りやすいイカや魚を海中で捕獲していた。

Illustration courtesy Carlos Anzures
 翼幅5.2メートル、鋭いトゲのような“偽の歯”を持つ古代の海鳥の化石が発見された。2010年9月15日に発表された研究によれば、空を飛べる鳥としてはこれまでに確認されたなかでも最大のものの1つだという。 この新種の鳥ペラゴルニス・チレンシス(Pelagornis chilensis)は先史時代の骨質歯鳥類で、500万~1000万年前に現在のチリの沿岸地帯に生息していた。中が空洞のとがった“歯”(骨質歯)がくちばしにノコギリ状に並び、これを使って滑りやすいイカや魚を海中で捕獲していた。

 研究の共著者で、チリ国立自然史博物館のダビド・ルビラール氏によると、全体の70%が完全な形で発見された「過去に例のないほど良好な保存状態の骨格の化石」から新種であることが判明したという。

 ペラゴルニス・チレンシスの化石には、これまでで最大かつ最も完全に近い状態の翼の骨格が含まれていた。過去に発掘された骨質歯鳥類の化石では、翼の骨格があっても粉々に砕けていたため、正確な翼幅を判断するのは困難だった。

 この新種の巨大な鳥の研究結果は「Journal of Vertebrate Paleontology」のWebサイトで発表された。

Illustration courtesy Carlos Anzures
  • このエントリーをはてなブックマークに追加