絶滅両生類:オレンジヒキガエル

2010.08.11
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1989年の目撃情報が最後になった、コスタリカのオレンジヒキガエル。事実上の絶滅状態だが、生存が期待されている“姿を消した両生類”として最も有名な種だろう。 ストで知るほかない。

 オレンジヒキガエルは、干ばつやカエルツボカビ症の流行が重なり絶滅したとみられている。8月10日に始まった、全世界で絶滅両生類を探索する空前の試みで、再発見が最も期待されている10種の一つである。プロジェクトリーダーを務めるコンサベーション・インターナショナル(CI)のロビン・ムーア氏によれば、「科学的に重要度が高く、しかも美しい」10種が選定されたという。

Photograph by Michael Fogden, Getty Images
 1989年の目撃情報が最後になった、コスタリカのオレンジヒキガエル。事実上の絶滅状態だが、生存が期待されている“姿を消した両生類”として最も有名な種だろう。 オレンジヒキガエルは、干ばつやカエルツボカビ症の流行が重なり絶滅したとみられている。8月10日に始まった、全世界で絶滅両生類を探索する空前の試みで、再発見が最も期待されている10種の一つである。プロジェクトリーダーを務めるコンサベーション・インターナショナル(CI)のロビン・ムーア氏によれば、「科学的に重要度が高く、しかも美しい」10種が選定されたという。

 CIと国際自然保護連合(IUCN)の両生類専門家グループ(Amphibian Specialist Group)が率いるこのプロジェクトでは、100種の両生類を対象としているが、特に科学的・審美的価値の高い10種の再発見に優先して取り組むという。

 プロジェクトを開始したメンバーは、世界中で続く両生類の減少と、その30%が絶滅の危機に瀕する現状に危機感を抱いている。

 南フロリダ大学の生態学者ジェイソン・ロール氏はプロジェクトに参加していないものの、その主旨を称賛する。「ただし、もし再発見が実現しても、これまでの科学的見解が間違っており、特定あるいは両生類全般の危機的状況を否定する証拠だと楽観してはいけない」と電子メールでコメントしている。

「わずかな生き残りや隔絶された生息域での再発見は完全な絶滅より確かに喜ばしい。しかし残念ながら、地球規模で進行する両生類の喪失に対抗するにはささやかな勝利にすぎない」。

Photograph by Michael Fogden, Getty Images
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