マヤ文明の王墓:宝石の埋め込まれた歯

2010.07.23
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マヤ文明の王墓で見つかった宝石の埋め込まれた歯。墓に安置されていた唯一の成人男性の口中にあったもので、遺体に関節炎の痕跡があることなどから、男性は王位に就いていた年長者と推測されている。

 象形文字の一部を解読したところ、王は「赤いカメ」もしくは「偉大なカメ」という意味の名前を持っていたという。「マヤ人はカメを宇宙的な意味合いを持つ生き物として考えていた。世界そのものを表すとされていたのだ」と、発掘責任者のアメリカ、ブラウン大学の考古学者スティーブン・ヒューストン氏は説明する。

Photograph courtesy Andrew Scherer
 マヤ文明の王墓で見つかった宝石の埋め込まれた歯。墓に安置されていた唯一の成人男性の口中にあったもので、遺体に関節炎の痕跡があることなどから、男性は王位に就いていた年長者と推測されている。 象形文字の一部を解読したところ、王は「赤いカメ」もしくは「偉大なカメ」という意味の名前を持っていたという。「マヤ人はカメを宇宙的な意味合いを持つ生き物として考えていた。世界そのものを表すとされていたのだ」と、発掘責任者のアメリカ、ブラウン大学の考古学者スティーブン・ヒューストン氏は説明する。

 また、この男性はエル・ソツ王朝を創始した人物の可能性もあるという。エル・ソツはマヤ文明の大都市ティカルの西にあり、「ティカルの領土拡大を阻止する目的で創始したのではないか」とヒューストン氏は話す。

Photograph courtesy Andrew Scherer
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