豪州沖の深海生物:カグラザメ

2010.07.20
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オーストラリアの北東に位置する珊瑚海の深海約1400メートルで、エサに食らいつくカグラザメの仲間が映像に収められた。この個体は体長約4メートルに達するという。

 同国のクイーンズランド脳科学研究所によると、カグラザメがその生息圏の深海で撮影されたのは初めてだという。同機関は遠隔操作の新型ハイテク・カメラを導入し、先週その画像を初公開した。

 カグラザメは、数億年前の太古のサメに似ていることから“生きた化石”とも呼ばれている。「ディープ・オーストラリア・プロジェクト(Deep Australia Project)」の研究対象でもあり、特に暗視能力が研究者の注目を集めている。同プロジェクトは、オーストラリアの原始的な生物が極限環境で発達させた特殊な身体構造を研究し、人間の視覚進化の起源をたどる画期的な試みだ。

Photograph courtesy Queensland Brain Institute
 オーストラリアの北東に位置する珊瑚海の深海約1400メートルで、エサに食らいつくカグラザメの仲間が映像に収められた。この個体は体長約4メートルに達するという。 同国のクイーンズランド脳科学研究所によると、カグラザメがその生息圏の深海で撮影されたのは初めてだという。同機関は遠隔操作の新型ハイテク・カメラを導入し、先週その画像を初公開した。

 カグラザメは、数億年前の太古のサメに似ていることから“生きた化石”とも呼ばれている。「ディープ・オーストラリア・プロジェクト(Deep Australia Project)」の研究対象でもあり、特に暗視能力が研究者の注目を集めている。同プロジェクトは、オーストラリアの原始的な生物が極限環境で発達させた特殊な身体構造を研究し、人間の視覚進化の起源をたどる画期的な試みだ。

 プロジェクトマネージャーのカイリー・グレイグ氏は次のように話す。「今回の撮影機材は期待できそうだ。高圧、低温で太陽の光も届かない厳しい条件に深海生物がどのようにして適応したのか。彼らは暗闇の中でエサや交尾相手を見つけ出し、捕食動物の接近も察知できる。カグラザメの感覚システムの仕組みは重要な研究対象だ」。

Photograph courtesy Queensland Brain Institute
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