海の発光生物:ヒカリボヤ

2010.05.10
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海生の被嚢類(ひのうるい)であるヒカリボヤ(学名:Pyrosoma atlanticum)。

Image courtesy Edith Widder, ORCA
 海生の被嚢類(ひのうるい)であるヒカリボヤ(学名:Pyrosoma atlanticum)の体は、照明を当てていない時には青い光の点をきらめかせる(写真下)。生物発光は、少なくとも40種の動物やバクテリアがそれぞれ独自に進化させてきたと推定されている。 しかも、生物発光性の生物が作り出す発光性の化学物質の種類は実に多様だ。生物の進化の歴史において、「眼も複数の種が別々に進化させてきたと言われているが、そのすべてがロドプシンという1種類の化学物質にもとづいている」と海洋調査保護協会のイーディス・ウィダー氏は語る。

 海洋生物が生物発光をさまざまな形で進化させたことから、深海で生き残るために生物発光がいかに重要かがわかる。「これほど多くの生命体がこの能力を持つということは、この能力を発達させる方向への淘汰圧がよほど高いに違いない」。

Image courtesy Edith Widder, ORCA
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