1972年、ケニアで発見されたホモ・ハビリスの頭蓋骨断片。ヒト(Homo)属の最初期の種と多くの専門家が推測している。この標本「Skull 1470」(1470番頭蓋)は、約200万年前に存在していた化石人類だ。

 研究チームのリーダーであるリー・ベルガー氏は、今回の新種アウストラロピテクス・セディバ(セディバ猿人)は、ホモ・ハビリスか、その後に登場する原人ホモ・エレクトスの直接の祖先にあたる可能性があると言う。

 これには異論もある。例えば、1470番頭蓋はセディバ猿人の化石よりも年代的に少し古く、さらに年代をさかのぼるヒト属の化石も見つかっている。「50万年も古い化石がすでにある。セディバ猿人がヒト属の最初期の祖先とは言い難い」と、ワシントンD.C.にあるジョージ・ワシントン大学の人類学者ブライアン・リッチモンド氏は指摘している。

Photograph by Marion Kaplan
 1972年、ケニアで発見されたホモ・ハビリスの頭蓋骨断片。ヒト(Homo)属の最初期の種と多くの専門家が推測している。この標本「Skull 1470」(1470番頭蓋)は、約200万年前に存在していた化石人類だ。 研究チームのリーダーであるリー・ベルガー氏は、今回の新種アウストラロピテクス・セディバ(セディバ猿人)は、ホモ・ハビリスか、その後に登場する原人ホモ・エレクトスの直接の祖先にあたる可能性があると言う。

 これには異論もある。例えば、1470番頭蓋はセディバ猿人の化石よりも年代的に少し古く、さらに年代をさかのぼるヒト属の化石も見つかっている。「50万年も古い化石がすでにある。セディバ猿人がヒト属の最初期の祖先とは言い難い」と、ワシントンD.C.にあるジョージ・ワシントン大学の人類学者ブライアン・リッチモンド氏は指摘している。

Photograph by Marion Kaplan

文=Ker Than