ウミガメの危機:混獲を防ぐ漁法

2010.04.07
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ブラジルの海岸に引き上げられ、魚網から解放されたアオウミガメ(撮影日不明)。海に戻ろうとしている。(Photograph courtesy Projeto Tamar Brazil, Image Bank)

 メキシコのバハカリフォルニアに拠点を置くウミガメ研究者ホイト・ペッカム氏は、地元漁業者に対して、普段使っている刺し網を釣り糸と釣り針に代えるよう奨励している。刺し網は通常、サケやタラ、イワシなどを罠にかけて捕獲するために使われる。

 ペッカム氏は、「釣り糸と釣り針による漁法は、刺し網よりも漁獲対象を絞ることができる」と話す。同氏はカリフォルニア大学サンタクルーズ校(UCSC)で生物学を専攻しており、「Conservation Letters」誌オンライン版に4月5日付けで発表された今回の研究を高く評価している。

「糸と針ならマグロやメカジキなど市場価値の高い魚が釣れる。漁師はもっと儲けることができるはずだ」と同氏は続けた。

「ただし」と研究チームのリーダー、ブライアン・ウォレス氏は話す。「残念ながら、このような取り組みの事例は極めて少ないのが現状だ」

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