進化する恐竜アート:オヴィラプトル

2010.01.27
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2000年代後半に制作された、羽毛恐竜が多く描かれているイラスト。シチメンチョウかダチョウのような大型恐竜が、威嚇する肉食恐竜とにらみ合っている。鳥に似た恐竜を描いたアートの進化の到達点といえる1枚である。

 色については想像の域を出ないとはいえ、このイラストのように鳥に似た色鮮やかな恐竜を描くことは現在の古生物アートの主流である。例えばこの作品は、古脊椎動物学会から優れた古生物アートに毎年贈られる最高の賞であるランツェンドルフ賞を2009年に受賞した。

Illustration by Luis Rey
 2000年代後半に制作された、羽毛恐竜が多く描かれているイラスト。シチメンチョウかダチョウのような大型恐竜が、威嚇する肉食恐竜とにらみ合っている。鳥に似た恐竜を描いたアートの進化の到達点といえる1枚である。 このシチメンチョウに似た生物は、実はオヴィラプトル科のキリンほどの大きさの恐竜ギガントラプトルで、その発見が発表されたのは2007年のことだ。羽毛はギガントラプトルの化石からは発見されていないが、カウディプテリクスなど近縁の恐竜の化石からは発見されている。

 このイラストの作者ルイス・レイ氏が大型の恐竜に羽毛を描いている点に注目したい。これは、ベイピアオサウルスなど多くの大型恐竜からフィラメント状の長い羽毛が相次いで発見されていることを反映したものだ。これまで羽毛は小型恐竜からしか発見されていなかったため、小型恐竜の体温保持が羽毛の機能だと考えられていた。しかし飛行しない大型恐竜からも発見されたことで、羽毛がそれ以外の機能を持っていた可能性が出てきた。

 色については想像の域を出ないとはいえ、このイラストのように鳥に似た色鮮やかな恐竜を描くことは現在の古生物アートの主流である。例えばこの作品は、古脊椎動物学会から優れた古生物アートに毎年贈られる最高の賞であるランツェンドルフ賞を2009年に受賞した。

Illustration by Luis Rey
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