恐竜の体色を初めて特定:中華竜鳥

2010.01.27
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Image courtesy Chuang Zhao and Lida Xing
 体色が特定された恐竜シノサウロプテリクス(中華竜鳥)。鳥類の先祖として初めて科学的に体表面の色が判明した。 七面鳥ほどの大きさの肉食恐竜シノサウロプテリクスは、1995年、中国北東部、遼寧省の義県層と呼ばれる白亜紀前期(約1億3000万~1億2300万年前)の地層から化石が発見された。翌96年に恐竜として初めて体表面の羽毛が確認され、その後、義県層では羽毛の化石が多数見つかっている。

 古生物学者と走査型電子顕微鏡検査の専門家が共同で行った最近の調査によって、シノサウロプテリクスは背筋から尾にかけて赤みを帯びたオレンジ色の羽毛が生え、縞模様の尾を持つことが明らかになった。

 非鳥類型獣脚類(恐竜)の末裔である多くの現生鳥類は、求愛行動の際に色鮮やかな尾を誇示する。シノサウロプテリクスの尾の縞模様も、求愛行動に用いるためと推測されている。これらの調査結果は、「Nature」誌のオンライン版に掲載されている。

Image courtesy Chuang Zhao and Lida Xing
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