リサイクルする間欠泉“プリコルニー”

2009.07.07
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ロシアで最近新しい間欠泉が噴出した。見ていた人は驚いて「プリコルニー!」(Prikolny:ロシア語で「奇妙な」という意味)と叫んだが、それが間欠泉の正式名称となった。この水蒸気の噴出は、ロシア極東の辺境地カムチャツカ半島に1960年代以降初めて現れた間欠泉だ。間欠泉は水と水蒸気の強力なジェットを断続的に噴出する温泉であり、通常は火山地帯に発生する。だが、プリコルニーは水をリサイクルする間欠泉というユニークな特徴で注目されている。高さ5メートルまで噴き上がった水は落下して地下に戻った後、6~20分間隔で同じ水が再び噴出する。

Photograph courtesy Igor Shpilenok/WWF-Russia
 ロシアで最近新しい間欠泉が噴出した。見ていた人は驚いて「プリコルニー!」(Prikolny:ロシア語で「奇妙な」という意味)と叫んだが、それが間欠泉の正式名称となった。 この水蒸気の噴出は、ロシア極東の辺境地カムチャツカ半島に1960年代以降初めて現れた間欠泉だ。間欠泉は水と水蒸気の強力なジェットを断続的に噴出する温泉であり、通常は火山地帯に発生する。

 だが、プリコルニーは水をリサイクルする間欠泉というユニークな特徴で注目されている。高さ5メートルまで噴き上がった水は落下して地下に戻った後、6~20分間隔で同じ水が再び噴出する。

 この仕組みは解明されていないが、地域の水位上昇が原因だとする説や、動きの激しかった温泉が姿を変えたものだという説もある。

 プリコルニーは、「間欠泉の谷」として知られるゲーゼル渓谷から約14キロ離れたクロノツキー自然保護区内にある。同自然保護区を含むカムチャツカ火山群は世界自然遺産に指定されている。ゲーゼル渓谷はユーラシア大陸で唯一の間欠泉地帯で、かつては100カ所ほどの間欠泉があったが、2007年6月に地滑りが発生してその半分が消失した。

 世界自然保護基金(WWF)のアレクサンドラ・フィラトキナ氏は、「壊滅的な被害から2年後の今年、保護区の別の場所に新たな奇跡が出現した。自然現象の歴史的瞬間を目撃する貴重なチャンスに巡り会った」と声明で述べている。

Photograph courtesy Igor Shpilenok/WWF-Russia
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