第11回 体長2.4メートルのメコンオオナマズ、カンボジアで捕獲

2007.11.19
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カンボジアの首都プノンペンの近くで2007年11月13日、日付が変わる真夜中に、体長2.4メートル、体重204キロになるメコンオオナマズが捕獲された。

Photograph courtesy Zeb Hogan/University of Nevada-Reno/National Geographic Emerging Explorer
 カンボジアの首都プノンペンの近くで2007年11月13日、日付が変わる真夜中に、体長2.4メートル、体重204キロになるメコンオオナマズが捕獲された。「今年になって捕獲されたメコンオオナマズはこの1匹だけだ。年間捕獲数は過去最低になる」と、ネバダ大学リノ校の漁業生物学者ゼブ・ホーガン氏(一番右)は興奮を押さえながら言った。この巨大ナマズは、サイズの計測など、データをとった後に無傷のまま河へ戻された。

 メコンオオナマズは、かつて東南アジアのメコン川流域全体に数多く生息していた。そのうちの1つ、トンレサップ川は、このとき撮影されたオオナマズの生息地である。

 しかし科学者によると、この100年間でメコンオオナマズの個体数は95~99%も減少しているという。メコンオオナマズの成魚はいまや数百匹しか生存していないかもしれない。2000年以降、メコン川全域で年に5~10匹が偶然に捕獲されるだけになっている。

 ナショナル ジオグラフィック協会のエマージング探検家であるホーガン氏は2007年、世界の巨大淡水魚を3年がかりで記録に残す巨大魚保護プロジェクトを開始した。

 このプロジェクトには、ナショナル ジオグラフィック協会の保護トラストおよび探検協議会が資金の一部を提供している。

Photograph courtesy Zeb Hogan / University of Nevada-Reno / National Geographic Emerging Explorer

■巨大魚保護プロジェクトとは
2007年に生態学者ゼブ・ホーガン氏がナショナル ジオグラフィック協会の支援のもと開始した巨大魚の生態調査プロジェクト。体長2メートル以上、または体重100キロ以上の巨大淡水魚を3年がかりで記録に残そうという世界初の試みである。
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