家でもできる? 金属鏡づくり

 ガスバーナーもマッフルもないけれど、作ってみたい! という方に、家でもできる方法を紹介します。ちょっと準備がたいへんですが、やけどと換気に気をつけて、ぜひやってみてください。

●用意するもの
銅(9g)、スズ(3g)、豆炭、目立てヤスリ、レンガ、ラジオペンチ、ガストーチ、耐水ペーパー(150番、600番、1200番、各1枚)、研磨剤(ピカール)、フェルト

 銅はDIYストア、スズは、インターネットで購入できます。ガストーチはカセットガスを取り付けるもので大丈夫、目立てヤスリも豆炭にくぼみを作れればほかのものでも構いません。
 では手順です。

豆炭にくぼみを(写真クリックで拡大)

1 目立てヤスリで豆炭を削ってくぼみを作ります(るつぼの代わりです。豆炭はそんなに硬くないので、簡単に削れますが、手が汚れるので手袋をするとよいでしょう)。

2 スズを3g量り取り、くぼみに入れます。

3 ガストーチでスズを溶かします(換気のよいところでやってください)。

4 銅を入れてラジオペンチなどで混ぜます(銅は板で用意し、ラジオペンチなどで挟んで溶かしこんだほうがやりやすい)。

銅を入れて…
混ぜる!

5 しっかりとけたら、レンガの上に出します。

右上が取り出した青銅(写真クリックで拡大)

6 冷えたら平らな面を耐水ペーパーで磨いて完成です。

磨く前
150番で磨いた
ひたすら磨いて…
「ピカール」で仕上げ
完成!

 小さいので磨くのも簡単です。ぜひ一度、作ってみてくだい!

越澤哲也

越澤哲也(こしざわ てつや)

1964年、名古屋市生まれ。1992年のサイエンス倶楽部立ち上げから参画し、20年以上にわたり理科実験を教えている。「理科離れの声も聞こえますが、子どもたちは本来、好奇心のかたまり。その気持ちを目いっぱい引き出せる、楽しくてためになる実習づくりに日々励んでいます」。共著に『理科実験で科学アタマをつくる』(ベレ出版)。

サイエンスクラブ

1992年に設立された科学実験教室。幼児から中学生までを対象に、首都圏を中心に22教室を展開している。本格的な科学実験を自分たちでやることを通じて、子どもたちに「発見することの喜び」や「考えることの豊かさ」、「仲間と協力して目標に挑むことの価値」を体感してもらうことを目指している。くわしくはこちら。 http://www.science-club.co.jp/

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