第6回 古代の鏡をつくろう!

 さて、るつぼの中はどうなっているのでしょう。スズの融点は232℃で、ガスバーナーで簡単に溶けます。銅の融点は1085℃なので都市ガスのガスバーナーでは溶かすにはちょっと難しい温度です。

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 ところがるつぼでは、先にスズが溶け始め、さらに加熱されると、スズと触れ合っているところから銅が溶けだしてきます。自らの融点より低い温度で溶けてしまうのです。銅:スズ=7:3のものが最も硬い合金になるといわれています。硬いものはキレイに輝くという思い込み! で、いつもこの配合で作っています。

ひたすら磨きます!

●用意するもの
耐水ペーパー150番、600番、1200番、各1枚、研磨剤(商品名;ピカール)、フェルト

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 燃え残った炭を取り除いて取り出した青銅は、るつぼの底の面がおおむね平らになっていますが、しっかり磨かないと光りません。そこで前回も使った耐水ペーパー(耐水性の紙やすり)で根気よく磨きます。

 まずは150番くらいの粗いものでフラットにし、600番で大きなキズをなくし、1200番でスベスベにします。

 スベスベになったら研磨剤〔ピカール(商品名)〕をフェルトにつけて擦ります。研磨剤を拭き取ると鏡の出来上がりです!!出来た鏡は市販の鏡と同様か、それ以上にキレイです! ここまで2時間余り。大変な実習ですが、それだけに鏡ができたときの感動は大きいのです。

磨いて磨いて…
できた!(クリックで拡大)