第41回  コーヒー農園発祥のデカ盛り料理とは?

 サードウェーブコーヒーなるものが流行っている。豆の品質にこだわり、ハンドドリップで一杯一杯丁寧に淹れたコーヒー。2月上旬にはアメリカの人気コーヒーショップ「ブルーボトルコーヒー」が東京・江東区に出店して話題になった。ド下町の我が地元にオシャレなコーヒーショップができたことに驚いたが、連日賑わいをみせているらしい。

 コーヒー豆の生産地といわれて思い浮かべるのは、ブラジル、コロンビア、エチオピアあたりだろうか。近年はベトナムなど東南アジアも台頭してきているが、国別生産量はブラジルが1位、コロンビアが3位でエチオピアは5位だ。しかも、コロンビア、エチオピアでは輸出農産物の筆頭であり、国の経済を支える一翼を担っている。

 そんなことを調べていたら、ある料理の存在にいきついた。コロンビアには、コーヒー農園で生まれて全国的に広まった料理があるというのだ。そういえばコロンビア料理って食べたことがない。どんな料理なのだろうと俄然気になった私は、東京・恵比寿に向かった。

 赤・青・黄の3色のコロンビア国旗を掲げたコロンビア料理店「プント プンタ」。ドアを開けると、コロンビア人の小泉ステラさんがやさしい笑顔で迎えてくれた。息子の明さんが経営するこの店で、母国の料理をつくっている。

「お店でコロンビア料理を出すようになったのは3年ほど前からです」とステラさん。きっかけは東日本大震災だった。「日本には約28年住んでいるけれど、あんなに大きな地震は初めて。心を落ち着けるために半年ほどコロンビアに帰ったんです。そうしたら、やっぱり故郷の料理が美味しくて」