今週の宇宙画像:ハッブルの「創造の柱」ほか

2015.01.15
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「創造の柱」再び

Photograph by NASA/ESA/Hubble Heritage Team (STScI/AURA)/J. Hester, P. Scowen (Arizona State U.)

 NASAは、ハッブル宇宙望遠鏡が撮影した「創造の柱」の最新の姿を公開した。
 「創造の柱」とは、わし星雲(M16)の中にある小さなエリアで、ハッブル望遠鏡が初めてその様子をとらえたのは1995年。発生期の星々が形成する、そびえるような3本柱が確認され、大きな話題を呼んだ。しかし、その壮麗な姿とは対照的に、ここで起きている星の誕生過程は穏やかなゆりかごではなく、熾烈な活動が繰り広げられている。

土星の環を照らす恒星の光

Photograph by NASA/JPL-Caltech/Space Science Institute

 宇宙のはるか遠くにある恒星の光(写真中、下から3分の1辺りにある黒い線のすぐそばの白い点)が、土星の環を後方から照らしている。土星と言えば環が有名だが、これを研究する天文学者に手がかりを与えてくれるのが、この光だ。環の向こう側を移動する際に、恒星の光の明るさが変化することで、環の詳細な分析が可能となる。

19世紀の大爆発

Photograph by NASA, ESA, and the Hubble SM4 ERO Team

 地球から7500光年の距離にあるイータ・カリーナと呼ばれる二重星系は、1840年に大爆発を起こした。ハッブル望遠鏡がとらえたこの写真は、その際に生まれた人形星雲である。広がるガスの塊と星のくずは今や1光年の範囲に及び、そこに含まれる物質をすべてかき集めると太陽10個分の星ができる。

桟橋が描いたアート

Photograph by NASA Earth Observatory

 メキシコのユカタン州プログレソからメキシコ湾に向かって伸びる長さ6.5キロの桟橋。1月4日に公開されたこの写真を見ると、青緑色の海水が桟橋の先端から横に向かって流れ、上空から見るとくたびれた旗のような形をしている。
 東側(写真右側)から流れてくる堆積物が桟橋の下を通ることができないため、反対側の海水域に暗い部分ができた。岸に近い方は、桟橋の下がアーチ状になっているため堆積物が通過できる。

ウルフムーン

Photograph by Babak Tafreshi, TWAN

 カナリア諸島フエルテベントゥラ島にて、1月5日の夜明け前、満月のすぐ下に2つの風車がうずくまるように写っている。冬至の後の最初の満月は、「ウルフムーン」と呼ばれる。ロイヤルブルーの空が、ベルベットの幕のように背後に広がっている。

文=Jane J. Lee/写真ギャラリー=Mallory Benedict

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