スキール大好きサンタ。スキールを見つけると、その場でたっぷり食べてしまうとか

 デザートの中には、クリームチーズのような食感の濃厚なヨーグルトにブルーベリーソースなどをトッピングしたものがあった。「これは何ですか?」と聞くと、「スキールという、スキムミルクから作るアイスランド独特の乳製品を使ったデザートです」と和田さん。低カロリー高タンパク質の健康食品で、もともと現地では朝食としてよく食べられるものだという。最近では、バニラやブルーベリーなど様々なフレーバーのスキールやドリンクタイプも登場し、デザートとしても食べられるようになってきたらしい。ちなみにアイスランドにはサンタクロースが13人もいてそれぞれ独特のキャラクターを持っているのだが、牛乳好きやソーセージ好きなどのサンタがたくさんいる中、なんと「スキールが大好きサンタ」もいる。牛乳と同じぐらい日常に密着した食べ物なのだろう。

 「今回のラインナップの中で、和田さんが特に興味を引かれたお菓子は何ですか」と尋ねてみた。すると「ライスプディングですね」という。お米を牛乳で煮て、シナモンや干しブドウ、クルミをトッピングしたものだ。「普通はライスプディングというと砂糖を入れて甘くするのですが、アイスランドのものには入らないんです。『干しブドウの甘さで食べるんですよ』とフリドリックさんが話していたのが印象的でした」と和田さん。

 ハルドルさんに聞いたところ、実は、ライスプディングも伝統的にはデザートではないらしい。「干しブドウやシナモンをかけたライスプディングは、クリスマス時期、子どもたちのメインディッシュとして出したりするんです」と彼。様々なソーセージを載せて食べるのもポピュラーで、ハルドルさんは羊の血などを使ったアイスランドのブラッドソーセージを載せたものが好きだとか。

 ホテルのライスプディングをいただいてみると、砂糖が入っていない分それぞれの素材の味がしっかりとして、すっきり透明感のある味わい。北極圏に近い大自然が広がる島国アイスランドの空気が伝わってくるような気がした。

焼きチョコレートやクランブルが載り、とてもお洒落な味わいの東京マリオットホテルの「スキールヨーグルトパフェ」。ちなみに朝食としてスキールを食べる時は、砂糖やミルク、生クリームなどをかけるそう。ユカリ隊員は「何個でも食べられそう」とコレが一押しでした
ライスプディング。米を牛乳で煮てシナモン、干しブドウ、クルミをトッピングしたもの。シンプルなのに新鮮な味

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