特集ダイジェスト

荒々しく生命力あふれるワシたちの姿を、米国のアリューシャン列島でとらえた。

 米国やドイツなど数多くの国の象徴となっているワシ。写真家たちは、美しく整った翼を広げて大空を舞う雄大な姿をとらえようとレンズを向けることが多い。

 だがアラスカ州のアリューシャン列島で出合ったハクトウワシは、もっとしたたかで荒々しかった。薄汚れ、雨にぬれ、仲間と争い合う姿は、国家の象徴とはかけ離れたイメージだ。しかし、厳しい天候やライバルと戦う姿のほうが、見る人の心を動かすのではないだろうか。

 これらの写真を撮影するため、私は町外れのワシのたまり場に何度も足を運んだ。ワシたちは人なれしていて、観察用のテントに身を隠さなくても、すぐそばまで近づけたが、彼らはいつも私がそこにいることに気づいていた。私はワシを注意深く観察し、彼らが何を好み、何を嫌がるかを理解しなければならなかった。腹ばいになったまま、40羽ものワシに囲まれたことも一度や二度ではない。

 これまでにアリューシャン列島を7回訪れたが、また行くつもりだ。私はワシをこよなく愛している。空を飛べるワシが、私は好きだ。

※この続きは、ナショナル ジオグラフィック2015年1月号でどうぞ。

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