Lumbricus terrestris
ミミズ
Photograph by Jason Edwards
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早わかり

分類: 無脊椎動物
保護状態: なし
食性: 草食
寿命: 野生: ~ 6 年
体長: 最大 35 センチ
体重: 最大 11 グラム
子どもの頃に耳にした言い伝えとは異なり、ミミズは半分に切られても頭と尾の両方が再生するわけではない。

ティーカップとの比較

分布

プロフィール

 灰赤色のミミズは、釣りや園芸をする人にはなじみの深い生物だ。原産地はヨーロッパだが、現在は北アメリカおよび西アジアに数多く生息している。

  一般的には体長わずか7~8センチだが、中には35センチにもなりヘビほどの大きさに成長する種もある。ミミズの体は環節と呼ばれる環状の体節でできている。環節は細かい剛毛で覆われており、この毛を使って移動したり穴を掘ったりする。

  ミミズは夜間に地上に出てきてエサを食べる。日中は通常、地面に掘った浅い穴の中で過ごす。ミミズの先端の環節には口があり、穴を掘りながら土を食べる。土には腐敗した葉や根などの有機物が含まれていて、そこから栄養分を摂取する。彼らの排泄物は養分やミネラルを地中から地表へと循環させる役目をする。また掘った穴のおかげで土中の通気がよくなる。ミミズは健全な土壌形成には欠かせない生物なのだ。ミミズが1日あたりに摂取するエサの量は、体重の3分の1に相当する。

  ミミズは地上で交尾を行う。雌雄同体だが自家受精ではない。交尾の後、それぞれのミミズが環帯(先端から3分の1付近にあるふくらみ)から卵を含んだ分泌液を出し、その中に精子を入れる。その後、分泌液は小さなレモン形の卵胞となる。卵胞は地面に埋められ、2~4週間で幼体が生まれる。

  ミミズは、鳥、ネズミ、カエルなど数多くの動物の食料となる。また家庭での堆肥作りに用いられるし、漁業や釣りでエサとして使われることも多い。生息域全体において個体数は非常に多く、ごくありふれた生物だ。

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