ウミウシ

Nudibranchia
ウミウシ
Photograph courtesy Gary's Reef Marine Sanctuary/NOAA
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早わかり

分類: 無脊椎動物
保護状態: なし
食性: 肉食
寿命: 野生: ~ 1 年
体長: 6 ミリ ~ 31 センチ
体重: 最大 1.5 キログラム


ティーカップとの比較

分布

プロフィール

 浅瀬の海底に生息し、ゼリーのように柔らかい体を持つウミウシは、自然が生み出した芸術作品といえよう。自然界のどの動物よりも魅力的な形と鮮やかな色、そして複雑な模様を持っている。ウミウシは、貝殻の退化した巻き貝と考えることができる。

  ウミウシは3000以上の種が確認されており、さらに連日のように新種が発見されている。世界中の海洋に生息するが、熱帯海域の浅瀬に最も多い。「Nudibranchia(裸のエラの意味)」という学名を持つウミウシには背面に羽根のようなエラと触角がある。

  一般に体は楕円形だが、厚いものから平たいもの、長いものから短いもの、派手な色のものから地味な茶色のものまで、生息する環境に合わせて多様な外見をしている。体長も、6ミリほどの小さいものから、30センチ以上のものまでさまざまだ。

  肉食で、ゆっくりと移動しながら、藻類や海綿動物、イソギンチャク、サンゴ虫、甲殻動物などをエサとするが、中にはほかのウミウシを食べるものもいる。頭頂部には、獲物を感知するために鋭いセンサーの役割を果たす触角が2本あり、「鼻」と呼ばれる。ウミウシの体の色は、食べるものによって決まり、擬態効果も発揮する。また獲物が持つ毒を体内に蓄えておき、敵に襲われるとその毒を分泌して身を守るものもいる。

 ウミウシは雌雄同体で、成体であればほかのどの個体とも交接が可能である。寿命は種によって大きく異なり、1カ月に満たないものから1年生きるものまでさまざまである。

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