イソギンチャク

Actiniaria
鮮やかな紫色のイソギンチャク
Photograph by David Doubilet
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早わかり

分類: 無脊椎動物
保護状態: なし
食性: 肉食
体長: 1.25 センチ ~ 1.8 メートル
イソギンチャクの中には50年以上も生きるものがいる。

ティーカップとの比較

分布

プロフィール

 美しい色合いのイソギンチャクは英語で「海のアネモネ」と呼ばれ、サンゴやクラゲの近縁種で、海底の岩やサンゴ礁に定着して生活する。魚が横切るのを待って、毒を持つ触手で捕える。粘着性のある足盤と円筒型の体を持ち、中央にある口盤を取り囲むように触手が並んでいる。獲物がほんのわずかでも触手に触れると、モリのような刺胞(しほう)を獲物に打ち込み、神経毒を注入して麻痺させる。こうして捕えた獲物を、触手を使って口まで運ぶ。
 
 世界中の海洋のさまざまなところに1000種以上のイソギンチャクが生息しているが、最大のものや、最も多くの種類が生息しているのは熱帯の沿岸水域である。色は多彩で、大きさも1.2センチ程度のものから2メートル近い巨大なものまで様々だ。
 
 イソギンチャクの中には、近縁種のサンゴと同じように、緑藻類と共生するものもいる。イソギンチャクは緑藻に安全な住み家と太陽光を与え、その代わりに緑藻が光合成して生成する酸素と糖分を受け取る。また、イソギンチャクはクマノミと共生することでも知られている。クマノミの体表は粘液で覆われており、イソギンチャクの刺胞の影響を受けない。クマノミはイソギンチャクの触手によって守られ、イソギンチャクはクマノミの食べカスをもらいながら生活する。

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