アオガニ

Callinectes sapidus
水中のアオガニ
Photograph by George Grall
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早わかり

分類: 無脊椎動物
保護状態: なし
食性: 雑食
寿命: 野生: 1 ~ 3 年
体長: 10 センチ ; 幅 23 センチ
体重: 0.45 ~ 0.9 キログラム
メスのアオガニが交尾を行うのは生涯に1度だけである。

ティーカップとの比較

分布

プロフィール

 アオガニの生息域は広く、カナダのノバスコシア州からメキシコ湾、南はウルグアイまでの、汽水性(半塩水)の礁湖や河口に生息する。エビやロブスターの近縁種で、海底で暮らす。雑食性であり、神経質ですぐに鋭いハサミを使う。サイズの大きいオスは甲羅の幅が25センチにもなる。アオガニは、そのサファイア色のツメからこの名前が付けられた。甲羅は斑状の茶色がかった色で、成体のメスはハサミの先が赤色だ。イガイや巻貝、魚、植物、腐肉、そして小型のアオガニまで食べる雑食性で、特別に発達した櫂状の後ろ脚を使い上手に泳ぐ。

 欧米では、脱皮したてのアオガニが「ソフトシェルクラブ」として唐揚げなどで親しまれていて、世界中で漁獲量が最も多い甲殻類の一種だ。学名の「Callinectes sapidus」は「美味で美しい泳ぎ手」という意味がある。

 アオガニは環境の変化に敏感で、特にアメリカ東部のチェサピーク湾では、個体数の減少が深刻になっている。アオガニは、そのエサとなる生物の個体数を管理する面でも重要な役割を果たしており、かつ、継続的な乱獲による個体数の減少は、生息域の生態系にさまざまな悪影響を及ぼしている。このために、いくつかの地域では包括的な管理計画が実施されている。

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