Magicicada septendecim
ジュウシチネンゼミ、または周期ゼミ
Photograph by Medford Taylor
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早わかり

分類: 昆虫
保護状態: なし
食性: 草食
寿命: 野生: ~ 17 年
体長: 2.2 ~ 5.5 センチ
約1.5キロ離れていても聞こえるほど、大きく騒々しい鳴き声をあげるセミもいる。

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分布

プロフィール

 セミに関して最も良く知られていることは、その鳴き声や羽音だろう。これらの音はセミの数が多いときにはすさまじい大騒音になることもある。セミはオスが腹部にある膜を振わせて、この種に特有の鳴き声を発する。セミの声は実にさまざまで変化に富み、ある種のセミは他の種よりも音楽的に鳴く。どれも同じように聞こえる鳴き声だが、セミは警告時とメスを惹きつけるときとで声を使い分けている。

 セミは同翅目に属し、頑丈な胴体や幅広の頭部、透明な膜状の翅、大きな複眼という身体的な特徴によって識別される。卵から孵ったセミの幼虫は、植物の根から樹液を吸うために、地面に穴を掘って潜る。そして、成虫となって地表に現れるまで一生の最初の数段階をこの穴の中で過ごす。地中で過ごす期間はさまざまだが、通常は数年間だ。

 セミの中には、何年間に1度大発生することで知られている「周期ゼミ」がいるが、これは約3000種のセミの中でも、ジュウシチネンゼミなどのほんの一部にすぎない。それ以外の種は、複数年のライフサイクルを持ちながらも毎年のように成虫が出現する。例えば、盛夏セミと呼ばれるエゾゼミの一種は、毎年盛夏に現われる。

 周期ゼミは、イナゴのように異常に大発生することはないが、約4000平方メートルの土地に数万から数十万匹がひしめくこともある。このような大群が栄養を摂取し、卵を産み付ける若い樹木は徹底的に損傷されかねないが、古木はセミの餌食となって深刻な被害を受けることを免れている。

 セミの生活は、昔から人々の強い関心を集めてきた。古代中国などの一部の文化においては、セミは力強い再生の象徴と見なされていた。

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