Mantis religiosa
木の枝にとまるカマキリ
Photograph by Tim Laman
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早わかり

分類: 昆虫
保護状態: なし
食性: 肉食
寿命: 野生: 12 カ月
体長: 1.2 ~ 15 センチ
カマキリは 優れた視野を持ち、20メートル近く先を動いているものを見ることができる。

ティーカップとの比較

分布

プロフィール

 カマキリは、そのほとんどが、英語では「プレイングマンティス」という正式名を持つ種だ。カマキリという名前は、カマキリ目に分類される昆虫の総称で、全世界に約2000種も存在すると考えられている。

 長い首と細長い前胸の上にある特徴的な逆三角形の頭部を180度動かし、2つの大きな複眼とその間にある3つの単眼で周りをざっと見渡すことができる。ほとんどが緑色か茶色であり、生息する場所の植物に擬態し、獲物をじっと待ち伏せて忍びよる。捕食の際は鎌状に折りたたんだ前肢を伸ばすが、その動きは素早く肉眼では見えにくい。さらに、前肢には多数のトゲがあり、そのトゲで獲物を引っかけて捕まえる。

 カマキリは恐るべき捕食動物だ。捕食対象は通常、ガやコオロギ、バッタ、ハエなどの昆虫だが、共食いをすることもある。共食いの例として有名なのが、成虫のメスによる交尾時のものだ。メスは交尾後あるいは交尾中に相手のオスを食べることがある。だが、そうなっても交尾は続けられるのだ。

 メスは通常、卵鞘(らんしょう)の中に数百個の卵を産み付け、 孵化した幼虫は成虫の小型版とでもいうべき形態をしている。

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