デンキウナギ

Electrophorus electricus
デンキウナギ
Photograph by George Grall
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早わかり

分類: 魚類
保護状態: なし
食性: 肉食
寿命: 野生: 15 年
体長: 2 ~ 2.5 メートル
体重: 20 キログラム
デンキウナギの電撃は、ウマが立っていられなくなるほど強いと言われている。

成人男性(180cm)との比較

分布

プロフィール

 ヘビのような外見は似ているが、デンキウナギはウナギではない。生物学的な分類上はコイやナマズに近い。全長約2メートル、体重20キロを超えるほど巨大に成長する。体は細長く筒状で、頭部は平たく、一般に背中側は黒ずんだ緑か灰色で、腹側は黄色っぽい色をしている。

  デンキウナギは肉食性の淡水魚で、その名の通り非常に強い電気を発生し、獲物に衝撃を与えたり、外敵をひるませたりする。体内の電気器官には、電気細胞と呼ばれる特別な細胞が約6000個あり、極小の電池のように電気を蓄える。デンキウナギが危険を感じたときや獲物を攻撃するときに、電気細胞は一斉に放電して最低でも600ボルトの電気を発生させる。これは家庭用電気に使われる電圧の約5倍にあたる。

  南アメリカのアマゾン川流域やオリノコ川流域の濁った小川や池に生息し、主に魚をエサにしているが、両生類や鳥類、小型の哺乳類までも食べる。空気呼吸をするため、水面に頻繁に顔を出す。視力は弱いが、10ボルト以下の弱い電流を放ち、それをレーダー代わりにエサを探して突き止める。

  人間がデンキウナギによって死亡することは非常にまれだが、何度も感電すると呼吸困難や心臓発作の原因になる。また、電気ショックを受け、浅瀬でおぼれたケースが報告されている。

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