クイーンエンゼルフィッシュ
分類: 魚類
保護状態: なし
食性: 雑食
寿命: 野生: ~ 15 年
体長: 最大 45 センチ
体重: 最大 2 キログラム
クイーンエンゼルフィッシュは海藻に掃除場のようなものを設けて、皮膚の寄生虫を除去するためにそこにやって来る大きな魚を捕食する。
成人男性(180cm)との比較
分布
プロフィール
クイーンエンゼルフィッシュは、頭部に点在する青い模様に囲まれた黒い斑点が王冠に見えることから、クイーンの称号が付けられている。
青い体と鮮やかな黄色の尾ビレ、そして淡紫色とオレンジ色のハイライトで飾り立てたクイーンエンゼルフィッシュは、すべての熱帯魚の中で最も目立つ鮮やかな色合いを持つ。その色彩はとても目立つが、魅惑的なサンゴの中ではうまく溶け込む。
カリブ海や西大西洋の温かい海域で、単独またはつがいで見られる。熱帯魚としては大きく、全長45センチにまで成長する。頭部は丸く、小さなクチバシのような口を持っており、ほかのエンゼルフィッシュ同様に、背ビレと腹ビレが印象的に後方へ伸びている。
エサは、ほとんどが海綿と藻類だが、イソバナ類や柔らかいサンゴ、時にはクラゲも食べる。
クイーンエンゼルフィッシュの近縁種は、同じように鮮やかな色合いのブルーエンゼルフィッシュである。これら2種は交雑することで知られており、それにより、珍しい天然の雑種が生まれる。
水族館での観賞用として大量に捕獲されているが、その生息域では普通に見かけることができ、特別な保護は必要としていない。