Lepisosteidae
ガー
Photograph by Brian Montague/U.S. Fish and Wildlife Service
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早わかり

分類: 魚類
保護状態: なし
食性: 肉食
寿命: 野生: 20 年
体長: 最大 3 メートル
体重: 最大 140 キログラム
ガーの体は巨大になることがあり、口にはびっしり歯が生えているが、ガーが人間を襲ったという記録はない。

成人男性(180cm)との比較

分布

プロフィール

 太古の姿を今にとどめる魚、ガー。その姿は1億年の間変わっていない。そのため生きた化石と呼ばれている。

  ガーは主に淡水で暮らし、その生息域は北アメリカのモンタナ、ケベック南部からコスタリカにいたる範囲に限られている。しかし、かつてその生息域はずっと広範に及んでいた。ヨーロッパやアフリカ、南アジア、南アメリカで化石が見つかっている。

  ガーの名前は、「やり」という意味のアングロサクソン語(古英語)からきている。体は細いチューブ状で、体に比べて口先が異常に大きく細長い種が多いが、アリゲーターガーの口先は、短く幅の広いシャベルのような形をしている。皮膚は固いひし形のうろこで覆われており、そのうろこが防御服の役割を果たしている。

  ガーの見た目は恐ろしく、体も巨大になる。中には、体長3メートル、体重130キロ以上に達するものもいる。食欲は旺盛で、有能な捕食動物だ。口は大きく、鋭くとがった歯がびっしり生えている。普段はゆっくりと泳ぐが、瞬間的に驚くほどのスピードを出すこともできる。たいてい水面近くにじっとしていて、小魚が通りかかるのを待つ。獲物が近付いてくると、急にそっぽを向いて相手を油断させ、再び向き直って頭から飲み込む。

  ガーがこれほど長く生き延びてきた理由の1つに、住みにくい水域でも生育が可能なことがある。ガーには浮き袋があり、息を吸い込んでそこにため、酸素の少ない環境ではエラ呼吸の補助として使う。

  7種のガーが確認されており、いずれも生息域では数多く見られる。アメリカの南東部地方では、アリゲーターガーが釣り針にかかったとき激しく暴れることから、スポーツフィッシングの愛好者の間で人気が高い。彼らの卵は人間にとって猛毒である。

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