ブラックマンバ

Dendroaspis polylepis
ブラックマンバ
Photograph by George Grall
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早わかり

分類: 爬虫類
保護状態: なし
食性: 肉食
寿命: 飼育下: 11 年 以上
体長: 最大 4 メートル
体重: 最大 2 キログラム
危険から逃れようとするとき、ブランクマンバは高速で滑りながら移動する。

成人男性(180cm)との比較

分布

プロフィール

 ブラックマンバは行動が素早く、神経質で、致死性の高い毒を持ち、危険を感じると非常に攻撃的になる。世界で最も多くの人間の命を奪った毒ヘビとして知られており、アフリカの神話では、ブラックマンバの殺傷力が伝説的に誇張されているほどだ。ブラックマンバという名前は、皮膚の色(通常は薄緑色から灰色)からではなく、口内の黒色に由来している。敵に襲われると口を大きく開くので、その色を確認できる。

 ブラックマンバの生息域は、アフリカの南部や東部のサバンナや岩山だ。アフリカに生息する毒ヘビとしては最長の種で、平均な体長は2.5メートルであるが、大きな個体は長さ4.5メートルにまで成長することがある。また、世界最速のヘビの一種にも挙げらており、最高時速20キロで滑るように進む。
 
 ブラックマンバは用心深く、ほかの動物に出会うと逃げようとする。しかし、敵に追い詰められると、体長の3分の1の高さまで頭を持ち上げて、コブラのように頸部の皮膚を広げて真っ黒な口を開き、シューという音を立てる。1度の攻撃で敵が怯まなければ、ブラックマンバは繰り返し相手を襲う。攻撃する度に、強力な神経毒と心臓毒を大量に噴出する。
 
 抗毒血清が開発される以前は、このヘビにかまれると、およそ20分以内で確実に死に至った。残念なことに、この抗毒血清は、ブラックマンバの生息域内でも農村部には行き渡っていない。そのため、ブラックマンバにかまれたことによる死亡例が現在でも頻繁に報告されている。
 
 ブラックマンバは、特別な保護を必要とする種には指定されていない。しかし、その生息域に人間の暮らしが広がっているということは、種に悪影響を与えるだけでなく、人間にとってもこの毒ヘビと接触して事故が多発する潜在的リスクが増大することを意味している。

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