アメリカサンゴヘビ(ハーレクインサンゴヘビ)

Micrurus fulvius
サンゴヘビ
Photograph courtesy Luther C. Goldman/U.S. Fish and Wildlife Service
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早わかり

分類: 爬虫類
保護状態: なし
食性: 肉食
寿命: 飼育下: ~ 7 年
体長: 50 ~ 76 センチ
サンゴヘビは危険を感じると、尻尾の先を丸めてどちらが頭か分からないようにして敵をだます。

成人男性(180cm)との比較

分布

プロフィール

 強い毒を持つことで知られているアメリカサンゴヘビだが、かまれても最初の症状は驚くほど軽い。患部はそれほど痛まず、腫れもしない。しかし、症状が現れ始めるのはおよそ12時間後なのだ。血清による治療を怠ると、神経毒によって脳と筋肉を繋ぐ神経に障害が出始め、言葉が不明瞭になったり物が二重に見えたりする。さらに筋肉の麻痺が起こり、やがて呼吸不全や心臓麻痺が起こる。普段はまったく目立たず、人間をかむのは触られたり踏まれたりしたときのみである。獲物の体に十分な毒を注入するには強くしっかりとかみつく必要があるので、人間が死に至るケースはほとんどない。実際、1967年に血清が開発されてから、アメリカ国内でサンゴヘビによる死亡事故は報告されていない。

 球状の頭と、赤・黄・黒のしま模様を持つアメリカサンゴヘビはコブラやマンバ、ウミヘビの近縁種だ。アメリカ南東部の森林地帯、砂地、湿地に生息し、一生のほとんどを土の中や木の葉の下で過ごす。トカゲやカエル、小型のヘビ、ほかのサンゴヘビまでもエサにする。孵化したばかりの幼体も毒を持っていて、成体は60センチにまで成長する。野生での平均寿命は明らかになっていないが、飼育下では最高7年ほど生きるようだ。

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