ユビナガフクロウ

Gymnoglaux lawrencii
岩場に立つユビナガフクロウ
Photograph by Steve Winter
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早わかり

分類: 鳥類
保護状態: なし
食性: 肉食
体長: 22 センチ
ユビナガフクロウのむき出しになった部分は、人間で言えば足首から先の部分である。

ティーカップとの比較

分布

プロフィール

 目がぎょろっとしたユビナガフクロウは、世界中で200種類以上のフクロウの大半が足先まで羽毛で覆われているのに対して、その足に羽毛がない。彼らは生息地のキューバにおいて、まるでバミューダパンツをはいて足を露出するよう進化を遂げたかのようだ。

 夜行性猛禽類であるユビナガフクロウはキューバにのみ局在し、ほぼ島全域に広がっている。森やヤシの木のある雑木林に好んでねぐらの穴を掘る。また、キツツキが去った後の穴に居住することもある。

 羽毛は濃い茶色で先端に白い点があり、腹と尻の羽毛は灰色がかった白だ。大きな茶色の目は、白い羽毛で美しく縁取られている。ユビナガフクロウについての研究は不十分なため、食生活に関してはあまり分かっていないが、多くのフクロウ属と同様に、小さな哺乳類やほかの鳥、カエル、虫などを捕食するといわれている。

 足がむき出しになっているこのフクロウがユビナガフクロウとされたのは1998年で、アメリカ鳥学会がコノハズク属(Otus)に分類し、同じ属にはコノハズクやアメリカオオコノハズクも含まれる。しかし、2003年には、同学会は形態や声のパターンの違いから、このフクロウを独自のユビナガフクロウ属(Gymnoglaux)に分類し直した。

 ユビナガフクロウの個体数や動向に関する確かな情報はないが、生息域全体でよく見られると報告されている。人間の活動が生息地にいくらか影響を及ぼしている可能性はあるが、現在、特別な保護下には置かれていない。

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