Anas plathyrhynchos
マガモのクローズアップ
Photograph by Bates Littlehales
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早わかり

分類: 鳥類
保護状態: なし
食性: 雑食
寿命: 野生: 5 ~ 10 年
体長: 50 ~ 65 センチ
体重: 1 ~ 1.4 キログラム
マガモは、地球上で最も生息数が多いカモであると考えられている。

成人男性(180cm)との比較

分布

プロフィール

 緑色の頭と黄色のクチバシをもつマガモの姿は、北半球で暮らす人々にとって、馴染みのある光景である。事実、マガモは地球上で最もその数が多く、生息範囲が広いと考えられている。

 マガモは、静かで安全な浅瀬を好むが、アジア、ヨーロッパ、北アメリカの水がきれいな場所であればどこにでも生息している。海水や汽水域にも生息するが、よく見られるのは湿地帯である。

 オスのマガモは、メスと比べて独特の体色をしている。頭部は緑色で、白い襟のような首の線が栗色の胸と灰色の胴体を引き立たせている。一方、メスの体色は、まだらな淡褐色である。しかし、体側の羽の一部が、目を引くような玉虫色の光沢を持った青紫色であり、メスはそれを見せびらかしているように見える。マガモは、体長約65センチ、重さは最高で約1.4キロにまで成長する。

 マガモは水に頭をつっこんだり、そのまま真っ逆さまになったりするが、水中に潜ることはほとんどなく、水面に浮かんでいたり、無脊椎動物、魚、両生類など様々なエサを求めて泳いでいる。また陸上で穀類や植物も食べる。

 つがいは、その生息地域内の北へ移動して繁殖する。地上や安全なくぼみに巣を作り、通常12個程の卵を産む。抱卵期間はたったの1カ月弱である。抱卵期間中、マガモは縄張りをもつが、抱卵が順調に進むと、オスは巣を離れてオスの群れに戻る。

 ほとんどのマガモ種は、どこにでもいる鳥であり、絶滅の危機には瀕していないと考えられている。しかしマガモの脅威の1つは、そのほかの種のカモとの交雑である。

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