Campephilus principalis
生存が確認されたハシジロキツツキ
Photograph by Corbis
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早わかり

分類: 鳥類
保護状態: 絶滅危惧
食性: 肉食
寿命: 野生: 20 ~ 30 年
体長: 46 ~ 51 センチ; 翼長 76 ~ 79 センチ
体重: 450 ~ 570 グラム

成人男性(180cm)との比較

分布

プロフィール

 ハシジロキツツキは絶滅したものと考えられていた。キツツキ科の中でも世界で3番目に大きいといわれるハシジロキツツキは、約50年前にその絶滅が宣言された。しかし、2005年4月、アーカンソー州の広大な沼地で衝撃的な映像が撮影された。ハシジロキツツキの動く姿をとらえたそのビデオは、世界中の注目を集めたのだ。
 そのニュースを受け、一部の専門家はこのキツツキの生存説を支持したが、ビデオに映っていたのはハシジロキツツキに外見が似ていても、より小さく、北アメリカの広範囲で見ることのできるエボシクマゲラであると主張する人も多かった。

 ハシジロキツツキは、その巨大な白いクチバシを利用して、立ち枯れた木の樹皮を剥いだり、主食であるカブトムシの幼虫を捕らえる。かつてこのクチバシは、装飾品として一部のアメリカ先住民に珍重された。また、生息地域から遠く離れた遺跡の発掘現場で、そのクチバシが発見されている。このことにより、ハシジロキツツキのクチバシが、物々交換の品として利用されていたことが分かる。

 ハシジロキツツキの特徴は、クチバシで木の幹をつつくとき、叩く音が2回連続して聞こえてくることだ。この音が、ハシジロキツツキの 生存を確認する重要な手がかりとなる。最新の録音機器を使用すれば、この特徴的な音をとらえることができるかもしれないが、ほかの音も録音してしまう問題がある。はっきりとした証拠が出るまでは、彼らの生存は謎のままだろう。
 

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