ノドアカハチドリ

Archilochus colubris
花の上の空中で静止しているノドアカハチドリ
Photograph by Robert Lubeck/Animals Animals—Earth Scenes
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早わかり

分類: 鳥類
保護状態: なし
食性: 雑食
寿命: 野生: 5 ~ 9 年
体長: 7 ~ 9 センチ
体重: 2 ~ 6 グラム
ハチドリのブンブンという羽音は、急速な羽ばたきによるもので、ノドアカハチドリは1秒間に53回羽ばかたかせる。

ティーカップとの比較

分布

プロフィール

 オスのノドアカハチドリは目立つ赤いのどを持っているが、メスにはない。しかし、この素早く小さな鳥は1秒間に53回も羽を羽ばたかせ、ほかの鳥類にはできない曲芸的なスタイルで飛んでいるため、観察も素早く行わなければならない。空中浮揚をしたり、上下逆さまに、そして逆向きに飛んだりすることもある。彼らの脚は非常に短いので、上手に歩いたり跳ねたりすることはできない。
 
  ノドアカハチドリは森林地帯に生息しているが、花が咲く庭や草原にも生息している。浮遊しながら花や蜜、樹液などを摂る。こうして食事をしている間に多くの植物を受粉させている。だが、ノドアカハチドリは雑食であり、時には昆虫やクモもエサにする。成鳥は日に体重の2倍のエサを摂るが、これは高速の羽ばたきを維持し、精力的に動く際に必要な高い代謝作用で使い果たされる。
 
  このハチドリは北アメリカ東部で繁殖する唯一のハチドリ類だ。オスは縄張りを確保し、やってくるメスに対して、飛んだり急降下したりする行動や、のどの赤い羽毛を誇示することで求愛する。オスはヒナの世話をすべて行う。メスは1~3個の卵を産み、約2週間温め、孵化した後は約3週間ヒナにエサを与える。メスは1年間に数回抱卵することもある。なお、ノドアカハチドリは繁殖期を除けば、単独で生活している。
 
  ノドアカハチドリはメキシコや中央アメリカで越冬する。繁殖地である北アメリカからたどり着くために、長時間休みなしで飛び続けるものもいる。消耗の激しい長旅への準備として、体重を2倍にすることもある。

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