コンゴウインコ

Psittacidae
空を舞うスミレコンゴウインコ
Photograph by Joel Sartore
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早わかり

分類: 鳥類
保護状態: なし
食性: 雑食
寿命: 野生: ~ 60 年
体長: 30 ~ 100 センチ
体重: 130 ~ 1,700 グラム
インコ類の中で最も大きいスミレコンゴウインコは、翼を広げると、その幅は1メートル以上にもなる。

成人男性(180cm)との比較

分布

プロフィール

 コンゴウインコは、インコ科に属する鳥であり、美しく鮮やかで輝くような色の羽を持っている。その色は緑林や、色とりどりの果物や花に囲まれた中南米の熱帯雨林での暮らしに適している。コンゴウインコは、その大きくて力強いクチバシで木の実や種を簡単に割ることができる。乾いて表面がうろこ状になっているその舌の内部には骨があり、果物の中に入り込んで中身を巧みに取り出すことのできる道具となっているのだ。

 足先の指は物を握ることができるようになっていて、その指先を使って木の枝につかまったり、物をつかみとって持ったりできる。優美で上品な尾が自慢で、ほとんどが長い尾を持つ。

 コンゴウインコは賢く社会性のある鳥で、多くの場合、10~30羽の群れを作っている。 彼らのギャーギャーという大きな鳴き声や鋭く甲高い鳴き声は森中に響き渡る。鳴き声を発することによって、群れの中でコミュニケーションを取り合ったり、縄張りの印としたり、互いを確認し合ったりしている。中には、人間の言葉を真似た鳴き声を出す種もいる。

 夜は群れを成して木の上で眠り、朝になると果物や木の実、昆虫、カタツムリといったエサを求めて遠くまで飛んでいくことがある。ときおり泥を食べる種もいるが、これはエサとなる果物に含まれる植物性の化学物質を中和し、消化器官を休めるためだと考えられている。

 コンゴウインコは、つがいになると通常一生添い遂げる。つがいは繁殖するだけでなく、食物を与え合ったり、互いに羽づくろいをして楽しんだりする。繁殖シーズンになると、母鳥が卵を温めて孵化させ、その間、父鳥は食物を採って巣に運んでくる役目を果たす。
 
コンゴウインコは17種あり、その中のいくつかは絶滅の危機に瀕している。この鳥は愛嬌があり遊び好きであることからペットとして人気が高く、その多くが不法に捕獲され取り引きされている。そして、多くの種が生息地としている熱帯雨林もまた、急激な速さで消えつつある。

 スミレコンゴウインコ、アカミミコンゴウインコ、アオキコンゴウインコは深刻な絶滅の危機にあり、ウミアオコンゴウインコとアオコンゴウインコの野生種は既に絶滅している可能性がある。

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