カナダヅル

Grus canadensis
飛び立つカナダヅル
Photograph by Marc Moritsch
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早わかり

分類: 鳥類
保護状態: なし
食性: 雑食
寿命: 野生: 20 年
体長: 胴体 80 ~ 120 センチ; 翼長 約 1 メートル
体重: 3 ~ 6.5 キログラム

成人男性(180cm)との比較

分布

プロフィール

 カナダヅルは世界中のツルの中で最も数が多い。この大型の鳥は、主に北アメリカにおいて見られ、南はメキシコやキューバへと渡り、西はシベリアまで移動する。なお、数千万年前の中新世の化石が現代のカナダヅルと多くの類似点を持つことが分かった。

 カナダヅルの移動性の亜種は北アメリカやカナダ、アラスカ、およびシベリアに生息している。彼らは毎年冬になるとフロリダ、テキサス、ユタ、メキシコ、カリフォルニアなどの越冬地に向けて南へと長い旅に出る。途中、カナダヅルの4分の3以上が、ネブラスカのプラット川の沿岸で、120キロに及ぶ区域にある湿地帯に立ち寄る。

 ほとんどのカナダヅルは、淡水湿地に生息する。機会がありさえすれば食事をするが、草や穀物、ネズミ、ヘビ、昆虫類などをエサにしている。塊茎を求めて土を掘ることが多いので、農作物に被害を与えることがある。

 この鳥は、生まれたときから灰色で、頭には真っ赤なトサカがある。羽に泥を付けて羽づくろいするので一時的に茶色に変わるツルもいる。

 交尾中、つがいの鳥は歌を歌うが、これは鳴き声を調和させる行為である。頭を後ろに投げ出して、情熱的なデュエットで調和の取 れた歌を長時間繰り返す。また、交尾中だけでなく一年中、踊ったり走ったり、高く飛び跳ねたりしている。

 カナダヅルは、通常、手近にある植物を使って湿地に巣を作る。通常、メスは卵を2つ産み、つがいで孵化させる。オスには巣を守る責任があるのだ。

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